|
◆こぼれ話◆
訪中団は、時の人である周恩来首相主催の歓迎パーティに師匠以下全員がご招待を受けました。もちろん紋付き羽織袴で正装しての出陣です。
パーティーが始まりますと、テーブルごとにご挨拶ということになり、中国の習わしなのですが、誰かが発言する度に、全員が立ち上がって乾杯をいたします。そして飲み干した杯をお互いに見せ合って親交を深めるという段取りです。
これには参ってしまいました。扇拍子でも書きましたが、わたしは基本的にアルコールを受け付けない体質なのですが、全員で「見せ合う」ところまでやらないと話が先に進みません。一つの礼儀でもあるし、日本男子としても醜態をさらしてはならないという悲壮な心で努めましたが、中国独特の強いお酒(老酒)を無理矢理に何杯も胃に流し込みました。
それでも気力でその場は何とかしのぎましたが、帰りのバスに乗り込んだ瞬間に気絶!意識不明、仮死状態、魚市場のマグロ状態。幸い紋付きは無事だったとは言え、大変な後始末を経験することになりました。
それにしても、下戸の身からすると、この苦しみと毎夜戦う?酒好きの方々の行動は現在でも理解出来ません。実はあのとき、師匠も飲めなかった筈なのに、どうしたんだろうと不思議に思います。
老酒は、無理をすれば「香りはいいかな」と思うことはありますが、この事件以来このお酒は絶対飲むまいと心に誓って今日に至っている次第です。
でも烏龍茶とジャスミン茶は、大好きな飲み物です。(笑)
|